心まにまに

てぶくろ

子ども図書館で、

2年生が読書の授業を受けていました。

この日の読み聞かせは、絵本『てぶくろ』。

 

あらすじは…、

 

おじいさんが冬山で、手袋の片方を落とします。

その手袋を、ネズミが自分のねぐらにします。

カエルが、そしてウサギが

「私も入れて」とやってきて、

最後にはイノシシやクマまでが手袋に入って…。

みんなが仲良く手袋におさまったところに、

おじいさんが手袋を探しに戻ってきます。

おじいさんの飼い犬が吠える声に驚いた動物たちは、

手袋の中からあわてて逃げ出します…。

 

たくさんの動物が「私も入れて」とやってくる

繰り返しの展開や、

手袋が家のように変化していく自由さが、

子どもにはとても楽しいようですね。

 

この『てぶくろ』は、

ウクライナの民話です。

 

1年生が国語で学習する『おおきなかぶ』。

おじいさんとおばあさん、

ネコやネズミまでもが力を合わせて、

大きなかぶを抜くお話です。

毎年、1年生は登場人物になりきって、

「うんとこしょ、どっこいしょ」

と、かけ声をかけています。

この『おおきなかぶ』は、ロシア民話です。

 

どちらのお話も

「共存」「協力」の大切さを語りかけます。

ウクライナとロシア…、

両国の戦争が早く終わることを祈ります。