心まにまに

みかづき

大きさはドッジボールほど。

色は全体が半透明の黄色で、

まるで巨大なレモンキャンディー。

でも、表面は溶岩が冷え固まったような

ゴツゴツした感じ。

そんな「石」が、幼いころ、家にありました。

 

祖父に

「この石、なぁに?」

と尋ねると、

「これは、月の石やで。」

と教えてくれました。

 

子どもの私はすっかり騙され、

時々、祖父の目を盗んで月の石を撫でていました。

後に、それが「硫黄のかたまり」だと知ったとき、

また、祖父が骨董品屋から

タダで譲り受けたものだと知ったときの

「がっかり感」は、半端ではありませんでした。

 

さて、月と言えば、

昨夜、1年生と保護者対象の観望会が実施されました。

午後6時15分の空は…

灰色の雲が広がっています。

しかし、太陽が沈みきると晴れ間が多くなり、

三日月がはっきりと見えだしました。


子どもたちは望遠鏡をのぞき、

「きれいに見える!」

と、喜んでいました。

台風の接近で開催が危ぶまれましたが、

無事に楽しんでいただけて良かったです。

 

おまけです。

双眼鏡のレンズにスマホのカメラレンズを付け、

月を撮影してみました。

大気の揺らぎの影響で

ぼんやりとしていますが、拡大すると…

 

ほら、クレーターの凸凹が見えるでしょう!

双眼鏡でも、ここまで見えるのですね。

…感動。