心まにまに

叱ることで生まれる責任

「同じことを何度も言わせないで」

「何度言えば分かるの?」

子育てをする中で、これらの言葉を

つかったことがない方がいらっしゃれば、

私は心から尊敬します。

皆さん、一度や二度は(もっと?)

つかったことがあるのではないでしょうか。

 

でも、いつもできないわけではなくて、

二度目の注意までに何度かの

「できた」があったのかもしれません。

そこはスルーして、できなかったときだけ

「ほら、また! 何度言えば…」

と叱ったら、子どもだってモヤモヤしますね。

 

大人は子どもを叱るときに、

叱ったことに対して『責任』を持つべきです。

「また、できてない!」

と叱ったのなら、

次はできるか注意しておくという責任があるし、

できたのなら「褒める、認める」ことも

叱った者の責任です。

 

子どもが注意散漫で

本当に何度も同じことを言わせるのなら、

じゃあ、どうすればできるようになるかを

考える責任もあります。

 

私も立場上、いろいろな学年の子どもを

叱ることがありますが、

その後、その子がどう変わったかを

気にかけるようにしています。

 

叱ったあとの責任を

子どものために果たしていきましょう。