心まにまに

気に掛け、目を掛け、声をかけ…

毎日、たくさんの子どもが

保健室を訪れています。

「転んで膝をすりむきました」

「突き指しました」

なかには、

「抜けそうな歯が気になって…」

とか、

「制服が汚れたので洗濯してください」

といった理由まで。

養護の先生は対応に大変ですね。

 

ときどき

これといった理由もなく

「しんどい」「お腹が痛い」

と訴えてくる子がいます。

 

よくよく話を聞いてみると、

お母さんがお仕事を始められたり、

赤ちゃんが産まれて

お世話で忙しくなったり…、

そんな家庭環境の変化により、

とくにお母さんとの距離が

遠くなったことが原因、

そう考えられることが

少なくはないのです。

 

いつまでも、

お子さんに手をかける必要は

ないと思いますが、

「気」と「目」と「声」は、

せめて、小学生のあいだは

しっかりとかける必要があります。

とくに、

家庭環境に変化があったときは、

気をつけてくださいね。

 

お母さんは自分を見てくれている、

お母さんがやさしい声を

かけてくていれる、

そう感じるだけで、

子どもは元気に過ごせます。