心まにまに
2023/03/16
褒めるタイミング
「先生、ほら、見て〜!」
休み時間に、そう言ってくる子が
たくさんいます。
縄跳びの二重跳びを
見てほしかったり、
こま回しが上手だったりといった、
自分の得意なことや、
できるようになったことを
見てほしいのですね。
ここは、
「上手だね〜!」
「がんばったんだね!」
と褒めてあげる場面、
子どもたちもそれを期待しています。
ただ、自分に厳しい子もいて、
じょうずにお絵かきをしている子に
「じょうずだね~!」
と声をかけても、納得しない表情を
返してくることがあるのです。
子どもなりに、
(自分はもっとできるはずなのに!)
(もっと上手になりたい!)
と、葛藤しているのですね。
そんなときの褒め言葉は
子どもの心に寄り添うものではない、
…ただ、見守るしかありません。
もし、お子さんが、
「どうしたらできるようになるの…?」
と相談に来たなら、
具体的なアドバイスをしてください。
そのあとに、
頑張っていることへの褒め言葉や、
応援の言葉があってもいいでしょう。
「褒めて伸ばすのが良い」、
「褒めると子どもをダメにする」
と、正反対の考えがあります。
私は、褒めることには肯定派ですが、
「ねぇ、ママ、見て!」
と、アピールをしてきたとき以外は、
そのときのお子さんの様子で
判断することが大切だと思います。