心まにまに
2023/05/30
なんの虫?
昨日は2年生が、
ひばりの里の田んぼの
「代かき作業」を行いました。
汚れても良い私服で水田を歩き回り、
カエルを追いかけ、尻もちをつき、
最後はみんなでかけっこ!
代かき作業というよりも
楽しい泥遊びといった様相でしたね。
でも、泥がかなり柔らかくほぐれたので、
このあと、稲がスクスクと育つことでしょう。
代かきをしていると、泥水の上を
チョロチョロ…と這う虫を見つけました。
体長2、3㎝ほどの、茶色い虫。
代かきを指導してくださった
米本先生に尋ねると、
「ケラですね。」
あぁ、あれがケラですか!
長い手でモグラのように土を掘り
その中で生活している虫です。
ミミズを食べるそうですよ。
今日は2年生が田んぼを踏みつけたので、
驚いて、とび出してきたのですね。
お金を使い果たすことを
『おケラになる』と言いますが、
その『ケラ』のことでもあります。
ケラが長い手を伸ばす姿が、
お金がなくなりお手上げ…を連想させる
そこから『おケラになる』という言葉が
生まれたそうですよ。
『虫ケラ』という言葉もありますが、
その『ケラ』でもあります。
あまり良いイメージがない虫ですね。
でも、ケラが土を掘ってくれることで
田畑の土が軟らかくなり、
作物の生長が促されるのですから、
私たちにとっては、とても有り難い虫です。