心まにまに

補いあって、ともに美しく…

2年生が育てているミニトマトが

赤くなってきましたよ。

 

 

美味しそうです。

 

 

この角度から見ると、

枝に近いほうから実は大きくなり、

色づいていくことが分かります。

2年生は、そこに気づくかなぁ?

 

 

話はかわって…

「補色」という言葉があります。

 

 

上は「色相環」というもので、

中学や高校の美術の教科書で

ご覧になった方も多いでしょう。

 

環の中心から正反対にある2色を

「補色」の関係と言います。

補色は互いの色を引き立て合います。

 

例えば、

黄色の反対にあるのは青色。

ウクライナの国旗の2色です。

黄色と青色を並べると

それぞれを単色で見るよりも

どちらも鮮やかに見るのです。

 

実感していただきましょう。

 

 

2人のシャツの黄色部分は

どちらも同じ色なのですが、

周りが赤色だと

黄色が赤みを含んで見えませんか?

対して、周りが補色の青色だと、

鮮やかな黄色に見えます。

 

話を戻して…

緑の葉の中の、濃い赤色のトマト。

緑色と濃い赤色も「補色」のため、

濃い赤色のトマトは緑の葉の中で

その存在が強調されます。

 

すると、トマトは

鳥や獣から見つかりやすくなり、

食べられやすくなります。

鳥や獣は、その種がまじった糞を

あちこちに落とすため、

トマトは子孫を方々に増やせる…。

トマトに限らず、

木の実に赤いものが多いのは

補色の効果を利用している、

…これは私の考えです。

 

さて、学校では、

お互いを高め合う関係性の

子どもたちの存在に気づきます。

まるで「補色」みたいに。

それを「親友」の関係と言いますね。