心まにまに
2023/07/12
「話したい」を聴く
「折り紙で、何を折ることができる?」
雲雀丘花屋敷駅での下校指導中、
1年生の男の子から
突然、尋ねられました。
「ツルとか、パクパクとか…。」
「ぼくは手裏剣を作ることができる!」
それを言いたかったんだね(笑)。
そのあと、手裏剣を折るときのコツを
くわしく説明してくれました。
ちなみに、手裏剣を折るには
2枚の折り紙が必要です。
「何色と何色の折り紙で折るのが
カッコいいと思う?」
と私が尋ねると、すかさず、
「金色と銀色!」
絶対に言うと思いました(笑)。
金色と銀色の折り紙は
子どもとっては特別なのです。
教室で折り紙を配ると、
「金色がいい!」「銀色がいい!」
と、必ず言ってきますから。
「先生は青と黒がカッコいいと思う。」
「ぼくだったらねぇ…」
と、そのあとも自分の思うことを
たくさん話してくれました。
一昨日は、雲雀丘花屋敷駅で
発車待ちの電車に座っていると、
放課後おあずかり(TKC)から帰る
1年生の女の子と一緒になりました。
私の隣に座ってきて、
自分で描いた絵を見せてくれました。
目がパッチリした女の子の絵で、
とても上手に描けています。
「かわいく描けているよね~。
じゃあ、先生も…」
スマホに保存している
自分の絵を見せると、
「じょうず!」
と返してくれました。
子どもが一人のときに
私たちに話しかけてくる内容は、
・「自分が好きなこと」
・「自分が得意なこと」
・「今、興味をもっていること」
それらが、ほとんどだと思います。
その話を真剣に聞いて、
こちらが良い反応を返すことで
その子の『自己肯定感』が少しでも
上がるのであれば、
私たち大人は積極的に
子どもの話を聴いてあげたいですね。
ですから、学校からの帰り道、
雲雀丘花屋敷駅で、ひばりっ子と
一人も出会わなかったときは、
少し残念な気持ちになります。