心まにまに

寒い季節に、ほっこりと…

1年生『せんせい、あのね。』より

二人の文章を紹介します。

 

せんせい、あのね。

ぼくはときどき、おとうとと

いっしょに おふろに はいります。

ぼくが おとうとの からだや

かみのけを あらってあげます。

二人で おふろに入ると、

おかあさんが

たすかるって いってくれます。

うれしかったです。

 

お母さんの「たすかる」という

声かけが素敵です。

お母さんは助かり、

ぼくは頼られることに自信を持ち

弟さんはお世話をしてもらうことが

嬉しくて…、みんなハッピーですね。

これからも、弟さんにやさしい

お兄さんでいてくださいね。

 

せんせい、あのね。

12月1日のばんごはんは

シチューだったよ。

たべてみたら、おなかの中で

火がもえるぐらいあつかったよ。

あたたかいごはんをはんぶんと、

サラダをほとんどたべたあとに

シチューをたべると、

からだぜんたいが、

ぽかぽかとあたたまりました。

せんせいは

かぜをひかないように、

シチューをたべていますか。

 

「おなかの中で火がもえるくらい…」

という表現から、

熱さに驚いた様子がよく分かります。

そのあとは、きっと

フーフーしながら食べたのでしょう、

そんな姿が目に浮かびます。

 

『せんせい、あのね。』は

とくに字数を決めることなく、

人に伝えたい出来事や

そのときの思いや感情を

書いて表現する力をつける、

それが目的です。

同時に、担任からのひと言には、

人に伝える喜びや楽しさを

感じることができます。

 

おうちの方は、ぜひ、

『せんせい、あのね』ノートを

保管しておいてください。

お子さまが

生意気になった頃に読み返して、

こんな可愛い頃もあったんだ…

と思い出していただければ、

きっと、優しいお母さんに

変身することができるでしょう(笑)。

 

そして、私はといえば、

日々、1年生が書いて提出している

『せんせい、あのね。』読み、

寒い季節に、心をほっこりと

あたためてもらっております。