心まにまに

説明する効果

子どもどうしで教えあう場面は、

授業中、休み時間ともに、

よく目にします。

 

教える子どもの説明をそばで聞いて、

(言葉足らずだな)、

(それは分かりにくいよ)

と思うことがありますが、意外と

相手の子どもに伝わっているのです。

 

教師は丁寧に教えようとするあまり、

まわりくどい説明になったり、

同じことを何度も繰り返したり

しているのかもしれません。

 

誰かに教えたり、説明したりする、

つまり「主体的」に行動すると、

その内容は説明した人の頭に

しっかりと記憶されます。

ですから、

子どもが誰かに教える経験は

大切なこと。

 

ただ、忘れてはならないのは、

教えてもらう子ども。

話を聞くのは「受け身の行動」で、

「主体的」とは正反対です。

教えてもらいっぱなしでは、

その内容を忘れることもあります。

ですから、おうちで

「今日は、どんな勉強をしたの?」

と尋ねて、その日の勉強の中身を

説明させることも大切ですね。

 

「今日、先生が話してたけど、

 ◯◯は、□□だって。

 お母さん、なんでか知ってる?」

このようなことを、

お子さまが言うことはないですか?

知っていても

「詳しくは知らないわ、教えて」

と、説明を促してください。