心まにまに

家庭訪問の思い出

前回の記事の続きで、

初めての家庭訪問の思い出を…

 

初めての担任、初めての家庭訪問は

たいへん緊張しましたが、

通学範囲が広いため、

事前に学年から保護者の皆様に

「次のおうちまで

 車で送っていただけませんか」

と、厚かましいお願いをして、

移動は楽をさせていただきました。

 

お子様のおうちでの様子を伺い、

お子様の部屋を見せていただき、

それは有意義なことで、

その後、お子様と関わるときの

参考となりました。

 

「すぐに失礼しますので、

 お気遣いは要りません」

と言うものの、

お茶や、中にはお茶菓子を

出してくださるところが多く、

恐縮しながらいただきました。

 

初めての担任ということで、

どの保護者の皆様も

あたたかく迎えてくださり

とても有り難かったです。

 

最後の訪問先では、

「先生、うちで家庭訪問は

 最終ですよね?」

と確認されたあと、

テーブルに食事がずらりと並び、

「まぁ、食べてください」

と、おもてなしいただきました。

独身の若造の私に

栄養をつけてくださったのです。

「先生もたいへんですよね、

 たくさんのお子さんを預かって…」

と労いの言葉をいただきながらの

お父様、お母様との食事のことは、

よく覚えています。

 

今では考えられない経験ですが、

保護者の皆様との繋がりは

大切にしていきたい、そう思います。