心まにまに

新学期は、試されどき

新学期が始まり、新しい環境や

新しい友だち、先生との関わりに

気が張る子どもたちです。

今日はどんな一日だろう…と、

ドキドキしながらの登校でしょうね。

 

子どもたちにとって、

毎日が嬉しいことの連続であれば

いいのですが、

心が暗くなるときもあって

当たり前のことです。

 

とくに、友だちとのいさかい、

心のすれ違い。

 

そんなとき、

「お子様に共感してあげてください」

と育児書には書かれていますが、

ここで間違えてはいけないのは、

共感と同調は違うということ。

 

例えば、

お子様が友だちのひと言に傷つき

友だちのことを悪く言ったときに、

「ほんと、そうだね、ひどいわ」

と同調することは、

なんの解決にもなりませんし、

お子様に悪い影響しか与えません。

 

「いやな気持ちだったんだね」

と、傷ついたことへの共感はしつつ、

今、問題になっていることを

いろいろな方向から見るきっかけを

与えてください。

「〇〇ちゃんは、どうして、

 そんなことを言ったのかな?」

と投げかけるのはどうでしょう?

 

お子様にとって

新しい生活が始まるこの時期は、

親としての力量を

試されるときでもあります。