心まにまに
2024/04/24
子どもなりの、思うところ
「お友だちには優しくしようね」
「みんなと仲良く遊ぼうね」…
どのお母さんも、
このようにお子さんに仰るでしょう。
幼い子ほどお母さんの言葉に従順で、
「一緒に遊ぼう!」
と、お友だちに声をかけています。
やがて、自我が芽生えはじめると、
「お母さんが言うから」
ではなく
「自分はどうしたいか」
で、子どもは動くようになります。
「お友だちに優しくと言われても、
あの子、意地悪をするし…」
「みんなと遊ぶんじゃなくて、
今は一人で本を読みたい気分…」
お母さんの言葉と自分の感情の間で
揺れ動く時期が必ずあります。
その時期に、
お母さんの教えを強いると、
子どもにはストレスが生じます。
よくある例として、下校時に
「○○さんが一緒に帰ってくれない」
というもの。
いつも一緒に帰っている友だちが、
「今日は一緒に帰れない」
という日があっても仕方ないこと。
用事という理由だけでなく、
そのときの気分…という理由でも。
「一緒に帰ってあげなさい」
という安易な言葉は、
言われた子にはストレスとなります。
子どもの心の成長は
個人差が大きいものです。
そのため、このような
気持ちのすれ違いがよく起こります。
わが子の成長、わが子の意志を、
また、よその子の成長や
よその子の意志も大切にして、
わが子への言葉掛けをお願いします。