心まにまに

『共感』と『アドバイス』

新学年がスタートして、

ひと月が経ちました。

クラスの友だちと

親しくなろうと頑張る中で、

コミュニケーションに悩んだり、

友だちの言葉に傷ついたり…

ということも起こりがちです

おうちで不満を口にすることも

あるでしょう。

 

そんなときに

お子さんが求めているのは、

『共感』と『アドバイス』。

 

「今日ね、〇〇さんに、

 こんなひどいことを言われたの」

という話に、先ずは耳を傾けて、

「それは、かなしかったね」

と共感し、内容によって、

「相手の友だちに、

 イヤだよって伝えてみた?」

「先生に相談してみるのもいいよ」

といった対処の仕方を

アドバイスしてあげて下さい。

 

ただ、中学年ともなると、

友だちと自分が合う、合わないを

感じるようになりますから、

無理に仲良くなろうとしなくても

いいと思います。

「少し、距離を置いてみたらどう?」

というアドバイスも悪くありません。

 

ここで、

絶対にしてはいけないことは、

『共感』のあとに、

「え、そんな子がいるの?

 信じられない」

「そんな友だち、イヤよね」

と『同調』することです。

同調は、負の感情を増幅させ、

表情をますます暗くさせるだけです。

 

お子さんは、長い人生の中で、

いろいろな人と出会い、

共に仕事をし、共に過ごすのです。

人との関わりに自信をなくさず

不安にならないよう、

幼少の頃から人付き合いの方法を

正しく教えてあげて下さい。