心まにまに

楽器の中に、虫が!?

昨日、5年生の音楽の授業を

覗かせてもらいました。

 

モーツァルトの

アイネ・クライネ・ナハトムジーク

第一楽章の一部を聴いたあと、

演奏に使われている楽器を考え、

その後、バイオリン、ビオラ、

チェロ、コントラバスを

実際に見せてもらいました。

 

これらの楽器の大きさが違うことは

子どもたちは知っていたようですが、

実物を目の当たりにすると、

あまりの大きさの違いに

「チェロはバイオリンの

 3倍ぐらいの大きさかな」

「コントラバスは先生より大きい!」

と驚きの声が上がるほどでした。

それぞれの音の高さの違いも

聴かせてもらいました。

 

音楽のO先生が、

バイオリンの胴の穴から中を覗き、

「あれ!コンチュウが見える…」。

と、ひとこと。

 

「え!虫が入ってるの?」

「どれ、どれ!」

と、何人かの子どもたちが

先生のところに集まってきます。

虫が苦手な子は、

自分の席で遠巻きに見ています。

 

「コンチュウ、見えたでしょ?」

と言って、O先生はホワイトボードに

大きく『魂柱』と書きました。

 

私も知らなかったのですが、

バイオリンの胴の中には

表と裏の板を繋ぐ木の棒があり、

それがあることで

音を響かせることができるとか。

それを『魂柱』と言うそうです。

 

子どもたちからの

「え~!虫じゃないの!?」

という声に、O先生は

「虫なんて言ってないよ、

 コンチュウって言ったでしょ」。

 

おそらく、今日の経験がなければ、

バイオリンの仕組みに

気づかなかったでしょう。

 

 

音楽室の後ろには、ドラムセット。

5年生が体験するのかな?

実際に叩いて、ドラムの楽しさに

気づく子が多いと思います。

 

本物の楽器に触れる経験は

大切です。