苦労が多い、米づくり

農林水産省は2021年に

「2050年までに、

 ○化学農薬の使用量を50%減らす

 ○化学肥料は30%減らす」

などの目標を掲げました。

 

さて、本校の3年生が手植えをした

『ひばりの里』のイネは、

農薬や化学肥料を使用しないで

育てています。

 

1年目は収穫を直前にして、

なんと一日で、スズメに

きれいに喰われてしまいました。

 

その悔しさから、

翌年は防鳥ネットで田を覆い

スズメ対策を施しましたが、

アゾラという浮遊植物が水田を覆い、

イネの生長に影響を与えました。

 

そのまた翌年はカメムシが大量発生、

若い米の汁を吸い尽くしました。

 

そして、今年は

イネミズゾウムシが大量発生し、

イネの葉を喰う…

と、毎年なんらかの問題が起こります。

加えて、水量不足や調整の難しさは

毎年の課題です。

 

このような状況を通して、

子どもたちが農作物を育てる際の

苦労や工夫を、

また、食の安全を考える機会に

なればと思います。

 

何ごともなく、

平穏な米の収穫を願っていますが、

…今となっては、

何の苦労もなく収穫できると

逆に、不安になるかもしれません(笑)。

 

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