心まにまに

教育実習日誌から

2時間目は、理科の授業を担当した。

昨日の家庭科と同じく、

理科教室で班ごとに分かれての

学習であったので、

児童はやや、落ち着きがなくなり、

私語が多くなる。

そのあたりを注意する必要があった

授業の内容としては、導入部分が

まったくというほど時間がとれず、

児童はとまどっていたかもしれない。

これは全教科について言えるが、

一つの授業を導入、考える、

調べる、広めると分けて考えるため

(一つの流れとして考えていない)、

つなぎ目の部分で変な間が空いたり、

逆にそれを詰めようと

あせってしまったりするところが

自分にはある。

次の授業では、できる限り授業を

一つの流れとしてスムーズに運びたい。

 

今から37年前の5月、

教育実習中に実習日誌に書いた

ある日の授業後の感想です。

当たり前ですが、

反省ばかりが綴られています。

 

それに対して

指導教官のK先生が

以下のお返事をいただきました。

 

授業は経験が大事と

言われるのはそこで、

人前で話す度胸もつきますし、

1時間ピシッとしていると

児童は疲れてくるので、

少し話をそらしたりとかの

ゆとりも出てきます。

それは授業を経験する度に

「今日はこうすればよかった」

と反省をくりかえすたびに

身についてきます。

がんばってください。…

 

本当に、その通りです。

 

一昨日から、3人の卒業生が

本校で教育実習を受けています。

あと、何日か経てば、

児童を前に授業を行いますが、

きっと、私と同じように

「こうすれば良かった…」

という思いが出ると思います。

 

おそらく私も、

K先生と同じ言葉を送ると思います。