心まにまに
2024/11/25
赤銅色の樹
1941年の日本において、
70〜90万年前の地層から
ある樹木の葉や種子の化石が
見つかりました。
その樹木に
『メタセコイア』
と名付けたのは、
京都大学理学部の三木茂教授。
その後、中国で自生している
メタセコイアが発見され、
その種子から育てた苗木が
日本に入ってきたのは1949年。
初めに植えられた場所は、皇居。
今では各地で見られる
メタセコイアですが、
一旦、日本から姿を消し、
新たに見られるようになって
ほんの80年ほどなのですね。
三木教授は、1951年から
73歳で亡くなる74年までを、
雲雀丘学園のすぐそば
宝塚市平井山荘の自宅で過ごし、
植物研究に没頭されました。
自宅の庭にもメタセコイアを
植えたと記録に残っています。
本校のベル広場にも
メタセコイアが立っていますが…、
どのような経緯で植えられたのか
とても気になりますね。
そのメタセコイアの紅葉を
昨日、見てきました。
上の写真は
三田市·小野公園のメタセコイア。
木陰でキャンプをされている方が
何組かいらっしゃいました。
さらに足をのばして
西脇市·日本のへそ公園へ。
メタセコイアの並木道です。
どちらも
とてもきれいでしたよ。