心まにまに
2024/11/26
長所と短所と、その真ん中
6年生の道徳の授業にお邪魔すると、
ある女の子のタブレットに
「ベン図」が映し出されていました。
ちょっと見せてもらいました。
左側の円には自分の長所を、
右側の円には短所を書いています。
彼女は、自分の長所を
「なんでもチャレンジ」
「面白い」
短所を
「めんどくさがりや」
「人の言ってることは頭の中で
2回繰り返さないとわからない。」
「やる気になるまでしない」
と、とらえていました。
自分のことをよく分析してる。
興味深かったのは、
長所と短所が重なった部分。
ここに書かれていたのは…
「友達に言われても腹が立たないけど
家族に言われると腹が立つ」
「ま、いっかで終わる」
「人の前では泣けない」
ふむふむ…。
「友達に言われても…」
親よりも友達の言葉を
尊重する傾向は、
この年齢ではよくあること。
それは、健康的に親ばなれを
しようとしている証拠です。
つまり、長所としてもいいのに
重なりの部分に置いたのは、
ちゃんと、おうちの人の気持ちを
理解しようとしているからですね。
「ま、いっか」
で終わっちゃダメなことを、
「ま、いっか」
で済ませてしまって反省する。
でも、小さな失敗なら
「ま、いっか」
と、くよくよしないことも大切。
そのどちらも理解できているから、
長所と短所の真ん中に置いたのかな。
「人の前では泣けない」
は、周囲への気遣いから?
自分のプライドが許さないから?
本当は素直に感情を表したいの?
う~ん、どれだろう?