心まにまに

これぞ、低学年!

ベル広場で1年生に

「マツボックリって、

 どこにありますかぁ?」

と、尋ねられました。

 

マツボックリは…、

正門を入ったところの

松の木の下に転がってるかな?

そう伝えると、

「そこは、もうないんだよなぁ」

「○組が全部もっていっちゃって」

と、こまり顔。

 

「ベル広場の松の木の下に

 落ちてないかな?」

1年生と一緒に見に行きましたが

松の木の下にマツボックリは

一つも落ちていませんでした。

 

 

ただ、見上げると

枝にはたくさんの

マツボックリがついいます。

 

「これは、落ちてきそうにないよ」

「え~、取れないの?」

「先生、だっこしてよ。

 とどくかもしれないから…」

 

いや、ぜったい無理です…。

だって、3、4メートルほど

高いところだから。

 

「先生、だっこしてよ」

「だっこして~!」

「だっこ、だっこ~!」

 

だから、無理、無理!

というか、今、欲しいのは

マツボックリじゃなくて、

だっこになってるし。

 

そのうち、子どもたちは

「マツボックリ、おちてこ~い!

 マツボックリ、おちてこ~い!」

 

と、歌いはじめました。

 

その姿…どこかで見たと思ったら、

『モチモチの木』の豆太の

「やい、木ぃ、モチモチの木ぃ、

 実ぃ落とせぇ」

でした。

 

「おちてこ~い」で落ちてきたら、

苦労は要らないのですが…

本当にマツボックリが一つ、

落ちてきたのにはビックリ

 

 

別の時間、

2年生の英語の授業にお邪魔すると、

子どもたちはクロスワードパズルに

取り組んでいました。

 

英語で書かれたヒントから

生き物を答えるようです。

 

「先生、これ、わからない…」

と、ある子が言うので、

ヒントを日本語に訳して伝えました。

こんな問題でした。

 

「とても人間になついています。

 とてもかしこい動物です。

 高くジャンプするのが上手です。」

 

その子は

「う~ん、わからない」

 

「じゃあ、もっとヒントね。

 それは海にいます。

 上手な芸を見せてくれます。」

と言うと、

 

「あっ、わかった!…トビウオ!」

 

笑っちゃいけないけど、

予想外の答えに吹き出しました、

…答えは、イルカです。

 

低学年の子たちの行動や発言に、

日々、楽しませてもらっています。