心まにまに

得意なことも…

「うちの子は漢字の覚えが悪くて…」

「いまだに九九を間違えるんですよ」

「縄跳びはどうすればできますか

個人懇談で、よく耳にする

おうちの方の悩みの一部です。

 

学校で学習したことが

すぐに身につくことはありません。

読んで、書いて、繰り返し練習をして

コツコツと努力をして身につきます。

 

漢字や九九のような暗記ものは

時間がかかるかもしれません。

でも、するべきことは、

やはりコツコツとがんばること。

 

自分も、子どもの頃には

苦手なことがあったはずのに、

親は、わが子には

「すぐ身につく」

ことを求めてしまう。

それって勝手ですよね。

 

習ってすぐに身についたなら、

それは『特別なこと』なのです。

体育の時間に、

「少し練習をしただけで

 二重跳びができちゃった!」

というのは『特別なこと』であり、

その子の『特技』『才能』なのです。

 

『絵が上手』『読書が好き』

『人にやさしい』『物怖じしない』

そんな特技や才能もあります。

 

できないことをコツコツと

努力することも大切ですが、

特技や才能を伸ばす時間も大切。

苦手を頑張り、得意を伸ばす、

そうやって

人は心の健康バランスを

保っているのだと思います。

もちろん、子どもたちも。

 

もうすぐ、

全学年の個人懇談が始まります。

お子さんの苦手を確認することも

大切ですが、ぜひ、担任に

「うちの子の特技、才能って、

 どんなことでしょう?」

と尋ねてみてください。

そして、

それも、大切にしてあげてください。