心まにまに

立ちなおる力

できることなら、

わが子が失敗をしないように…

と願うのが親心ですが、

ある程度の失敗に直面して、

それを乗り越える力を

養うことも大切です。

 

失敗からの立ち直りに必要なことは、

このブログでも度々、話題にする

『自己肯定感』です。

 

失敗すると

子どもはその点だけに目が行き、

すべてが失敗だったと取りがち。

そんなときに、親としては

先ずは「できていたこと」を

いくつか評価して、

最後に「気をつけること」

目を向けさせること、

それが大切です。

 

例えば、

お子さまがピアノの発表会で

予想外の失敗に落ち込んだとき、

「強弱の付け方は完璧だったね」

「感情のこもった演奏だったよ」

と、練習通りにできた部分を

認めたうえで、最後に

「後半は演奏が速くなったかな。

 今度はそれに気をつけよう」

と課題を提示するということです。

 

そのような繰り返しにより、

いずれは、お子さまが自身で

気持ちを切り替える術として

身につけることでしょう。