心まにまに

養生が…

先日、ある随筆の中で、

『養生七割(ようじょうななわり)』

という言葉を見かけました。

 

たとえば

料理人は美味しい料理を作るために

食材を吟味し、包丁を研ぎ、

料理にあう食器を選び、

下ごしらえに手間をかけ、

盛り付けにもこだわり、

やっと客の前に料理を出して、

「美味しい」と言ってもらえる。

 

三割の「美味しい」をいただくまでに

七割の苦労や努力があるということ、

それが『養生七割』です。

 


私たちの身の回りには、

たくさんの感動があります。

その感動の裏には養生七割がある。

それは決して

表に出すものではないけれど、

その存在を意識して

有り難いと思うことは大切ですね。