心まにまに

いっしょに帰ろうよ

2週前の木曜日の18時半、

そろそろ帰ろうかな…と

帰り支度をしていると、

ガラリと教員室の扉が開き、

3年生の男の子と女の子が

顔を覗かせました。

 

どうやら、

プログラミング教室の帰りに、

教室に忘れた宿題を

取りに来たようです。

 

私が帰り支度をしているのを見て、

「先生も帰るの?一緒に帰ろうよ」

と言ってもらったので、

3人で学校を出ました。

 

電車の中で静かにおしゃべり、

偶然、二人とも私と同じ駅を

利用していたので、

一緒に電車を降りて

「さようならぁ!」

一人で帰るより

楽しく帰ることができました。

 

昨日、その子たちが、

「先生、今日は木曜日やで」

と言ってきました。

プログラミング教室の日だ、

ってことですね。

「今日も一緒に帰ろうよ」

「いいよ」

 

ところが、すっかりそのことを

忘れていたところに、

18時半に二人が教員室に。

慌てて帰り支度をして、

3人で学校を出ました。

 

「一緒に帰ろう」

子どもたちは日常的に

つかう言葉ですが、

言ってもらえると嬉しい言葉だと

あらためて気づきました。

 

私から子どもたちに

「一緒に帰ろう」

は言いにくいものですが、

その分、言ってもらえたときは

応えようと思います。