心まにまに
2025/04/18

「ありがとう」の言葉
「ありがとうございます」は、
学校の中でよく聞かれる言葉です。
「ありがとうございます!」
と大きな声で言ってもらえると、
こちらも
「どういたしまして!」
と大きな声で返したくなります。
授業の終わりに、子どもたちは
「ありがとうございました!」
と挨拶をしてくれるのですが、
このとき、われわれ教師は
なんと返せばよいのでしょう?
「どういたしまして!」
でしょうか?
「お粗末でございました」
と、へりくだっても
子どもたちは困りますよね。
「しっかりとお勉強しましたね」
ぐらいが適当でしょうか。
まぁ、それは置いておいて…。
「ありがとうございます」
は、学校外でもつかいますが
振り返って気づくのは
「ありがとうございます」
の代用として
「すみません」
を多用していること。
私の通勤路に細い路地があります。
細い路地ゆえ、
自転車が置かれていると
前から来た人とすれ違えません。
どちらか一方が
道を譲ることになるのですが、
譲ってもらったときに
つい、出る言葉が
「すみません」。
「お待たせしてすみません」
という意味なのですが、
『謝罪』の言葉は、逆に相手に
気をつかわせることがあります。
この場合は
「ありがとうございます」
という『感謝』の言葉のほうが
スマートですね。
ちょっとした言葉の違いで、
相手の受け取り方は様々です。
「ありがとうございます」
の感謝の言葉を上手に使う…、
私が意識していることです。