心まにまに

5月の美味しいもの

某こども園のホームページで、

園児が「さやえんどう」を剥き、

豆を集める様子が紹介されています。

旬の食材に触れるという、

食育の一環のようです。

 

それを見て、私も子どものころに

さやえんどうから

豆を出す手伝いをよくしたなぁ…と、

懐かしく思いました。

 

その手伝いは楽しいものでしたが、

豆を食べるのは苦手でした。

私が剥いたえんどう豆は

豆ごはんに姿を変えて食卓に登場し、

茶碗に盛られたそれを見ると…、

食欲が下がったものです。

 

でも、食事を残すと叱られるので、

苦手な豆だけを先に食べ、

茶碗の中身を白米にして

落ち着いていただく…という

お行儀の悪いことをしていました。

 

そんな苦手だった豆ごはんを

なぜ、今は食べられるのか?

 

味覚が成長したこともありますが、

家族の大人が豆ごはんを

「美味しい」と言いながら食べる、

その様子を見ていたからということも

理由だと思います。

大人になったら美味しくなるんだ…、

そう、思っていたから。

 

 

さて、この時期、

旬の食材がたくさんありますね。

畑や山のものでは、

新タマネギ、新ジャガイモ、

ソラマメ、アスパラガス、

タケノコ、イチゴ

夏みかん。

海のものでは、

ハマグリ、アサリ、アジ、

カツオ、シラス、ホタルイカ…、

まだまだ、あります。

 

旬の食材は栄養価が高いので、

子どもたちにも

たくさん食べてほしいものです。

私のえんどう豆のように

苦手なものがあるかもしれませんが、

家族の大人のみなさんが、

美味しそうに食べる姿を

見せてあげてくださいね。