
『金曜ロードショー』の
オープニングのような景色。
ここはフランスのニース、
…ではなくて、奥城崎の竹野浜。
そう、臨海学舎を行う浜です。
臨海学舎二日目の早朝、
子どもたちは
まだ夢の中の時間に、
若い先生たちがボートを漕ぐ練習を
しているのです。
遠泳の伴走をするボートは
漕ぎ方がとても特殊です。
救助の必要な子どものもとへ
急ぐときは通常の漕ぎ方をしますが、
いざ、子どもに近づくと
ボートのお尻を子どもに向けます。
その理由は、
ボートが子どもに接触したときに、
舳先よりも平らなおしりの方が
ケガをしにくいですし、
子どもを救助しやすいからです。
そして、じわじわと距離を縮めて、
ロープを結わえたゴムチューブを
子どもに投げるのです。
口で言うのは簡単ですが、
ボートを半回転させたり、
スピードを調整したりするのは
容易ではありません。
だから、早朝から練習をするのです。
ボートの扱いに慣れた先生が
初心者の先生に指導をするのです。
これは
臨海学舎の裏の顔の一つです。
