ひばりっこブログ
2018/11/20
芸術鑑賞会「狂言」
今年の芸術鑑賞会は日本の伝統芸能「狂言」を鑑賞しました。
演目は、6年生の教科書にも載っている「柿山伏」と
一休さんのお話にもなっている「附子」(ぶす)です。
演じてくれるのは「茂山千五郎家」の方々です。
まずは、狂言の歴史や、狂言の「笑い」や「泣き」の型について
お話していただき、2つの演目のあらすじを説明していただきました。
さて、柿山伏です。
滑稽な動きとセリフに、子どもたちから思わず笑いが起きます。
舞台セットなどは何も使わず、葛桶(かづらおけ)と呼ばれる
桶と扇でほとんどの物を表現します。
しかし、見ている人は本当にその物になったように見える。
言葉と演技によって、いろいろなものに変身する不思議な道具です。
次は附子です。
「あおげ~あおげ~ あおぐぞ~あおぐぞ~」
附子の毒に当たるまいと一生懸命扇であおぎます。
しかし、おいしい砂糖と分かって、太郎冠者、次郎冠者は全部食べてしまう。
主人が帰ってきて、二人の言い訳は・・・
終わってからの5年生の感想では、「今から650年も昔の喜劇でしたが、
今も昔も人々の笑いのツボは同じなんだなあと感じました。」
子どもたちは大喜びの鑑賞会でした。