ひばりっこブログ

米作りのまとめの授業(3年生)

昨年3年生は米作り体験をしました。6月の田植えから始まり,稲刈り,脱穀と,米作りの体験をしました。また,8月には,田んぼに住む生き物の観察会をしました。そこでは,田んぼには生き物がたくさんいることを知りました。

今回の授業では,ひばりの里での体験を振り返りながら,田んぼと生き物の密接な関係について学びました。ひばりの里にある植物は多くの生き物に食べられています。それはイネも例外ではありません。雲雀丘学園では,できるだけ農薬を使用せずに米作りを行っているので,イネの葉や実はバッタやイナゴ,カメムシなどに食べられてしまいます。農薬を使って,その生き物を駆除することは可能です。しかし,それらの生き物がいないと,バッタを食べるクモやトンボ,イナゴを食べるハチなどもいなくなってしまいます。またそれらの生き物を食べる…と農薬を使用することで,多くの生き物の命が失われてしまいます。今回の授業では,食う,食われるの関係を図にまとめました。たくさんの命の繋がりがあり,自分達がお米作りをすることで、ひばりの里の自然や、命が守れたことを感じている様子でした。

子どもたちからは,「また来年も米作りに参加したい!」「ひばりの里で生き物探しをしたい!」「毎日ひばりの里に行きたい!」と,1年間の米作りに対して前向きな思いであふれていました。

昨年収穫できたお米は2.3kgでした。本来,ひばりの里の土地の大きさでは約38kgのお米が取れるそうです。今年はもっと多くのお米が収穫できることを願っています。