ひばりっこブログ

たぬきの糸車(1年生)

国語では「たぬきの糸車」の学習をしています。

たぬきの糸車は以下のようなお話です。

山奥の一軒家に住んでいるきこりの夫婦のもとに,いたずらをするたぬきが毎晩毎晩やってきます。たぬきは,木こりが仕掛けたわなに引っかかったのですが,おかみさんはたぬきを逃がしてやりました。命を助けてもらったたぬきは,木こりの夫婦が村に下りている冬の間に,おかみさんに代わって糸車を回して糸を紡ぎ,恩返しをします。

 

この単元では,登場人物の行動描写から,たぬきとおかみさんの心が通じ合う様子を感じ取っていきます。そのために,音読をするときは動作化を取り入れ,子どもたちの想像を豊かにしていきます。また,昔話なので「土間」や「障子」,「糸車」など日常生活では見慣れないものも出てくるので,写真や動画を使って確認しています。なんと実は本校には,糸車があるので実物を見ることができます。実際に回してみて「キーカラカラ キーカラカラ キークルクル キークルクル」と音がするのかどうか聞いてみました。子どもたちは興味津々で糸車の音に耳を傾けていました。

   

 

ある日の授業では,おかみさんにわなから逃がしてもらった時のたぬきの気持ちを考えました。

「ありがとう。もうこんなことになりたくないから いたずらはやめるよ。いたずらばっかりしてごめんなさい。」

「ありがとう。おかみさん,ぼく田んぼをあらすのをやめます。おかみさんずっといてね。」

「ぼくも おかみさんがこまったら,なにかおてつだいするよ。」

子どもたちがたぬきの糸車の世界を楽しめるように指導していきます。