校長室の窓から

「とじこめた空気や水」

    本校は,経験の浅い教師に『研修授業』で授業を公開し仲間の教師に見てもらい,アドバイスを受け,力量を高める取り組みをしています。

                          

 

 今日は,4年生の理科の授業を見に行きました。とじこめた空気を押すとどうなるかの学習です。子ども達は,空気てっぽうの実験をした後なので,今日の実験の予想を立てて実験し,結果を書いた後まとめる作業をします。注射器を使って,中のペンギンがどう変化するかを確認しました。
 実際に授業をする教師はとてもいい勉強になりますが,見る側もためになることが多いのです。教師の指示や発問に対する子どもの反応や,学習活動の内容に伴う子ども達の集中の様子など新しい発見もあります。授業が終わった後(放課後)には,授業についての事後研修会をします。そこでもまた,意見や感想の交換をして,次の授業に活かしていきます。

                           

 

    大切なのは,教師が組み立てた授業の計画通りに進めることではなく,子ども達がいかに理解し,どう変わったのかということです。子ども達が「分かった。」「おもしろかった。」などと目を輝かせてくれる一瞬が,授業をする喜びでもあります。しかし,いつもいつもうまくいく授業ができるわけではありません。だから,私達は,若い人もベテランも毎日,授業の準備を続けるのです。