校長室の窓から

アサガオのツル

       

 1年生のアサガオが,毎朝,次々と花を咲かせています。植木鉢に付いている支柱よりも高くツルが伸びているものもありました。がまんできなくて,垣根の木の枝葉に巻き付いているツルもありました。

      

 

 1年虹組の前の花壇には,ツルが高く伸びても良いようにネットが張られていますから,安心ですね。

              朝顔や つるべ取られて もらひ水               加賀 千代女

 アサガオのツルを見て,この句を思い出しました。季語は朝顔で季節は秋なのですね。「つるべ」や「もらひ水」などの言葉は,子ども達にはわかりにくいですが,作者の朝顔を愛でる気持ちが表れています。
 個人懇談にお越しいただいたときに,朝顔の鉢はお家に持ち帰ってもらいますが,可能ならば,アサガオのツルを思いっきり高く伸ばしてみて下さい。中には,マンションの2.3階まで伸びるツルもあるようです。
 またまた,思い出話になりますが,私の小学1年生の時の夏休みの宿題に,朝顔の花の数調べがあり,花を数えて色を塗らなくてはなりませんでした。朝寝坊した日は,花の数調べができなくて,母に小言を言われたことを思い出しました。なぜならば,午前中でも気温が上がるとしおれてしまうのでした。
 学校の朝顔の場所は,校舎の陰にあり,比較的長持ちするので,授業には支障はありません。