校長室の窓から

「教師の話し方」の研修

 私達教師は,授業をするための教材研究は周到に準備します。1時間の授業のめあてを決め,発問を考えて授業の流れを組み立て,黒板に書く内容を計画するのです。ただ,一番難しいのは,子ども達の発言をできるだけ多く引き出すために,教師は,言葉を選んで話し,むだなことはしゃべらないで授業をすることなのです。

                       

 

 8月30日の放課後,尼崎の園田小学校で教壇に立たれている佐藤 隆史 先生をお招きし,「教師の話し方」について教えていただきました。
    前半は,伝えるための話し方には何が必要かなどの理論的なお話をしていただき,後半は,音読教材を利用して,実践的なワークショップでした。佐藤先生は,国語の音読で,音声表現を工夫する取り組みを多くしてこられました。正しく読むだけではなく,言葉の豊かさを感じて読む,声の大きさや速さに気をつけて読むなど子ども達に音読をさせるなら,教師も同じようにやってみましょうという呼びかけをされ,私達もしっかりと声を出しました。内容が豊富で,あっという間の90分でした。
 毎週月曜日に朝会で全校生に話す時にも,話の内容だけでなく,話し方に気をつけて取り組んでいこうと改めて感じました。