校長室の窓から

梅一輪

    梅一輪 一輪ほどの 暖かさ

               

 こちらの句はあの有名な松尾芭蕉のお弟子さんが詠んだ句です。寒さの中,ほのかな暖かさに待ちわびた春を感じる様子があらわれている句です。
 正門からの道の左側の白梅がやっと花を咲かせました。毎朝,挨拶に立っている横にある樹ですから夏に実がなったときから,いつも気に留めていたのですが,つぼみが膨らんでいき,いよいよ花を咲かせるときにはとても嬉しい気持ちになりました。
 さて,今日は高等学校の卒業式です。小学校66回生の皆さんになります。卒業生のうち,学園幼稚園から高等学校まで15年間過ごした人は,15名いました。先日,学園長先生から記念品を渡されました。この雲雀丘から初めて新しい学びの世界へ羽ばたいていく皆さんと今日,卒業される皆さんのご活躍をお祈りしたいと思います。