校長室の窓から

若者 雲雀丘から巣立つ

 弥生3月,今日1日は,高等学校の66回卒業式が挙行されました。学園小学校出身の47人のうち雲雀丘学園幼稚園から高校までの15年間を過ごした子ども達は25人でした。卒業式の予行演習が行われた昨日,学園から記念品が贈られました。今日で15年間雲雀丘で学んだ若者が巣立っていくことになります。
 私は,教頭をしていた時に小学校68回生(今日の卒業生)の5年,6年の2年間,一クラスの社会科を担当しました。2年連続で同じ回生の子ども達と過ごしたのは担任をしていた頃以来だったので,とても新鮮で楽しく授業をしました。ずっと教員室で仕事をしていたので,教室に行って子ども達と何気ない語らいをするのが楽しくて,毎時間,早めに行っていたことを思い出しました。子ども達もそんな私を快く受け入れてくれたと思います。会場では,私の後ろに数人の卒業生が座っていて,微笑んで会釈をしてくれました。
 新成人になろうかという生徒達が身体もたくましくなり,返事の声も大人びていて立派な姿で巣立っていった様子を見て,幸多かれと願いました。