心まにまに

教え、教わる

ちょっとした学習のつまずきで、その単元が苦手になったり、

教科そのものがキライになったりすることがあります。

つまずきは早くに摘み取ることが大切、よく考えても分からなければ尋ねることが大切ですね。

担任を持っているとき、「先生をどんどん使いなさい」と子どもたちに伝えていました。

尋ねることを遠慮してはいけないよ、という意味です。

 

 

先日、6年生の男の子が、ある先生をたずねて教員室へ来ました。

学習で分からないところを質問するためです。

そして、先生の説明を聞き、「あぁ、そういうことか」と理解して帰りました。

分からないことをそのままにしないという姿勢に感心すると同時に、

なんとも、あたたかく、柔らかな空気を感じました。

 

子どもの「教えてください」は、教師への信頼があって生まれる言葉。

教師はその信頼に応えようと、その子に合った言葉や方法で、

子どもの表情を観察しながら教える…。

 

「教え、教わる」というのは、とても素直で、尊い関わり。

6年生の男の子と先生の姿から感じた、あたたかく、柔らかな空気はそういうことですね。

そんな姿が多く見られる学校は、素敵なところです。