心まにまに
2021/08/21
ベル広場で芽を出す植物 ①
教員室から低学年校舎に向かう通路に、
行く手をこばむヤツがいます。
スノコの半分にまではみ出しています。
これです。
「アカメガシワ」という野草です。
スノコの上を歩く教員の膝もとを、
通りすがりに撫でてきます。
邪魔なので、ときどき根元から切りますが、
アカメガシワの生命力は半端ではありません。
すぐに伸びてくるのです。
コンクリートの隙間から上手に芽を出しているため、
根っこからは抜けません。
だから、切っても、切っても伸びてくるのです。
しっかりと地中に根を伸ばし、
どんな困難にもめげず、
たゆまず芽を伸ばそうとする。
…うーん、
人間だったら褒められるところですが、
アカメガシワは邪魔ですね。
とりあえず、また、あとで切っちゃいます。
さて、ベル広場の花壇では、
1年生が育てたアサガオの種が落ち
それが芽を出して花を咲かせています。
紫色の花です。
早朝なので、きれいなラッパ形に咲いていますね。
こちらは赤紫色です。
あれ?
このアサガオの花は…、
真っ白です!
一本のツルに真っ白の花が連なって咲いています。
アサガオの花の色は、
アントシアニンという色素が元になっています。
この色素を構成する遺伝子の欠落によって、
花が赤っぽくなったり、
ときには、真っ白になったりするようです。
真っ白なアサガオ。
おもわず、絵の具で色を着けてあげたくなりますが、
真っ白も、それなりの良さがありますね。
みんなちがって、みんないい。