心まにまに

お米と、花と、狸の家?

出先で見かけた風景です。

お米の収穫の時期ですね。

あちらこちらで

コンバインの音が響いていました。

田のまわりには、ヒガンバナの群生が。

この地区の風物詩です。

 

じつは、ヒガンバナの根には毒があります。

モグラやネズミはそれを嫌って

田に近づきません。

ヒガンバナは作物を守ってくれる花として

お百姓さんに大切にされてきました。

 

この地区のお米もヒガンバナに守られて

ここまで生長したのでしょうね。

花の下の茎が

スラリと伸びています。

 

ヒガンバナは、お彼岸の頃に合わせるように

短い日数で茎だけをグンと伸ばして

その先に、いきなり花を咲かせます。

そして、花と茎が枯れたあとに、

土から葉を出すのです。

冬の間は青々とした葉を

日光に当てて球根に栄養を蓄えます。

 

花が咲いてから、葉が出る…。

一般的には、植物は芽を出して

葉を増やして花が咲きますが、

まったく逆のサイクルなのです。

 

刈り取りが済んだ田には、稲わらの帽子。

乾燥させているのでしょうか?

とても、かわいい景色です。