心まにまに
2021/09/27
お米と、花と、狸の家?
出先で見かけた風景です。
お米の収穫の時期ですね。
あちらこちらで
コンバインの音が響いていました。
田のまわりには、ヒガンバナの群生が。
この地区の風物詩です。
じつは、ヒガンバナの根には毒があります。
モグラやネズミはそれを嫌って
田に近づきません。
ヒガンバナは作物を守ってくれる花として
お百姓さんに大切にされてきました。
この地区のお米もヒガンバナに守られて
ここまで生長したのでしょうね。
花の下の茎が
スラリと伸びています。
ヒガンバナは、お彼岸の頃に合わせるように
短い日数で茎だけをグンと伸ばして
その先に、いきなり花を咲かせます。
そして、花と茎が枯れたあとに、
土から葉を出すのです。
冬の間は青々とした葉を
日光に当てて球根に栄養を蓄えます。
花が咲いてから、葉が出る…。
一般的には、植物は芽を出して
葉を増やして花が咲きますが、
まったく逆のサイクルなのです。
刈り取りが済んだ田には、稲わらの帽子。
乾燥させているのでしょうか?
とても、かわいい景色です。