心まにまに

形をとらえる

ベル広場から、にぎやかな声。

先日、2年生がミニトマトの苗を

自分の植木鉢に移植しました。

今日はそれ観察をして、

絵に描いているようです。

 

覗きにいくと、

「先生、ぼくの絵を見てよ!」

と、男の子が自信満々に

声をかけてきました。

 

トマトの葉は上の写真のように、

形に特徴があります。

でも、

男の子が描いたミニトマトの葉は、

ハンバーグのような円い形。

 

「トマトのはっぱって、円いかなぁ?」

と言うと、男の子は

「ん?」

となりました。

 

図工の時間に描く楽しい絵は

独創性が大切ですが、

観察は正しく描写することが大切です。

ところが、観察をして

ある程度の形は認識しても、

それを描きあらわすとなると

個々の能力の差が出ます。

 

その男の子は葉のふちを

「こうなって、それから、こうで…」

と指でなぞり、葉の形を

指先で、体で」認識しようとしていました。

これは正しく描く方法の一つですね。

鉛筆の先でなぞる子もいます、

それも良い方法です。

 

男の子が描き直した絵は、

ミニトマトの葉らしくなっていました。

 

タブレットで葉の写真を撮り、

それをタッチペンでなぞると

より、形を認識しやすいかもしれません。

今、ふと思いました。