心まにまに

鳴き声すれども、姿は見えず

「校内にキツツキがいますね。」

と、報告を受けました。

「どこにですか?」

「正門付近の桜をコンコン叩いて…、

 下に木屑が落ちてるんです。」

 

見に行きましたが、そのときは

木屑は確認できませんでした。

正門の警備員の方に尋ねると

 

「あ~、いますね、そんな鳥が。

 なんていう鳥だったか…、

 ケラかな?」

 

たしか、コゲラという鳥が

いたような…。

鳥にくわしい先生に尋ねると、

 

「コゲラ、いますよ、

 あっちにも、こっちにも。

 『ギィー!』って鳴く鳥です。」

 

あぁ!

その鳴き声なら校内でよく聞く!

そうか、あれがコゲラの鳴き声かぁ。

…人に尋ねていると、

いろいろと勉強になりますね。

 

でも、コゲラの姿を

見たことがありません。

ちなみに、こんな鳥のようです。

 

 

コゲラはキツツキの仲間です。

 

キツツキは

木の中の「虫ケラ」をつつくから、

「ケラツツキ」と呼ばれていました。

それが「ケラ」や「キツツキ」に

変化したようです。

 

中でも日本で一番小さなケラが

「コ(小)ゲラ」。

今度から、意識して探してみます。