心まにまに

算数の楽しさ

「150円の物をいくつか買おうと

 お金を持ってお店に行ったら、

 130円に値下げしていたので

 100円あまりました。

 何円、持って行きましたか?」

 

予定していた値段と20円の差が出た、

その差を集めて考えるから、

これは『差集め算』の応用問題です。

 

4年虹組の学級通信に、

この差集め算の紹介がありました。

 

 

このように、

数字を整理して考えると

分かりやすいですね。

「150円だったのが130円に…、

 そうしたら20円あまる…、

 全部で100円が余って…」

と、問題にある数字を取り出して

ゴソゴソと操作しているうちに

「あ、そうか!」

と気づいたときの爽快感、

それが算数の面白さですね。

 

6年生を担任していたときに、

こんな問題を子どもに出しました。

 


「上の絵は、トイレットペーパーを

 横から見たところです。

 ペーパーの直径は12㎝、

 芯の直径は4㎝、

 ペーパーの厚さは1㎜です。

 さて、このトイレットペーパーは

 何メートル巻きですか?

 円周率は3として考えなさい。」

 

一見、「長さなんて分かるの?」と

思われるかもしれませんが、

みごと、正解した子もいましたよ。

 

この問題は数字をゴソゴソ…よりも、

図をこねくり回す?

いやいや、トイレットペーパーを

紙テープのように投げるぐらいの

大胆な発想の転換が必要です。

秋の夜長、考えてみてください。