校長室の窓から
2017/09/01
子どもたちからのメッセージ
学校にいると、子どもからのメッセージを、いろいろな形で受け取ります。
私は授業をしていませんので、休み時間や登校指導時のふれあいの中で、子どもからのメッセージを受け取ります。
一番多いのは、直接話しかけてくることです。
今は、夏休み中のことを教えてくれる子がたくさんいます。
多くの子どもたちが、いっぱい貴重な体験をしたことを教えてくれます。
言葉にはならなくても、うれしそうな笑顔も、悲しそうな顔も、大切なメッセージです。
しっかり受け止めなければなりませんが、心に余裕がないと、つい見過ごしてしまうことがあり、後悔することもよくあります。
つい最近も、目に見えるメッセージが届きました。
始業式の翌朝、登校指導をしているところに、2年生の女の子が、担任の先生に付き添われてやってきました。
差し出した手の中には、小さな作品が握られていました。
ブンブンゴマです。
四角いコマの部分花柄の紙が貼られ、サインペンで「校長先生」と書いてあります。
中央の2つの穴にはたこ糸が通されています。
その場で回してみましたが、不慣れで上手に回すことはできませんでした。
夏休み中に、おうちの人と作ってくれたのでしょう。
そんなすてきな光景が思い浮かんで、とってもうれしいメッセージでした。
今は、上手に回せるようになりましたよ。
今日、お弁当をいただいているところへ、二人の男子中学生がやってきて、小さな手紙を差し出しました。
今年小学校を卒業した、中学1年生の生徒です。
手紙には、丁寧な字で、文化祭へのお誘いが書いてありました。
明日から、中学・高校の文化祭が行われます。
中学1年生の作品と合唱の発表への誘いでした。
「ぜひおこしください。中学1年生一同」と、ちゃんと敬語を使って締めくくられています。
言葉数の少ない二人でしたが、卒業生からの最高のメッセージです。
明日は、是非見に行きたいものです。
いつまでも、子どもからのメッセージを、素直に受け止められる感性をもった教師でいたいものです。