校長室の窓から

子どもたちからのメッセージ

学校にいると、子どもからのメッセージを、いろいろな形で受け取ります。

私は授業をしていませんので、休み時間や登校指導時のふれあいの中で、子どもからのメッセージを受け取ります。

一番多いのは、直接話しかけてくることです。

今は、夏休み中のことを教えてくれる子がたくさんいます。

多くの子どもたちが、いっぱい貴重な体験をしたことを教えてくれます。

言葉にはならなくても、うれしそうな笑顔も、悲しそうな顔も、大切なメッセージです。

しっかり受け止めなければなりませんが、心に余裕がないと、つい見過ごしてしまうことがあり、後悔することもよくあります。

 

つい最近も、目に見えるメッセージが届きました。

 

始業式の翌朝、登校指導をしているところに、2年生の女の子が、担任の先生に付き添われてやってきました。

差し出した手の中には、小さな作品が握られていました。

ブンブンゴマです。

四角いコマの部分花柄の紙が貼られ、サインペンで「校長先生」と書いてあります。

中央の2つの穴にはたこ糸が通されています。

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その場で回してみましたが、不慣れで上手に回すことはできませんでした。

夏休み中に、おうちの人と作ってくれたのでしょう。

そんなすてきな光景が思い浮かんで、とってもうれしいメッセージでした。

今は、上手に回せるようになりましたよ。

 

今日、お弁当をいただいているところへ、二人の男子中学生がやってきて、小さな手紙を差し出しました。

今年小学校を卒業した、中学1年生の生徒です。

手紙には、丁寧な字で、文化祭へのお誘いが書いてありました。

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明日から、中学・高校の文化祭が行われます。

中学1年生の作品と合唱の発表への誘いでした。

「ぜひおこしください。中学1年生一同」と、ちゃんと敬語を使って締めくくられています。

言葉数の少ない二人でしたが、卒業生からの最高のメッセージです。

明日は、是非見に行きたいものです。

 

いつまでも、子どもからのメッセージを、素直に受け止められる感性をもった教師でいたいものです。