校長室の窓から
2019/02/01
寒い中でも
校長室の窓の向こうにはベル広場と呼ばれるこじんまりしたスペースがあります。
主に低学年児童の遊び場所として使われるのですが、屋外での学習にもちょうど良いスペースになっています。
今朝は、小雪がちらついていましたが、1時間目の授業が始まる頃には、明るい日差しが戻っていました。
そんなベル広場で始まったのが、洗濯です。
たらいを囲んで ソックスの手洗い
数人ずつのグループに分かれて、たらいを囲んでいます。
洗っているのは校章の刺繍が入ったソックスです。
洗濯板を使い、洗剤はなつかしい固形石けんです。
水は、お湯ではなく、普通の水道水です。
交替で、自分のソックスを洗濯していきます。
これは、3年生社会科の「むかしの暮らし」の学習の一環です。
洗濯機が普及する以前の手洗いでの洗濯を実体験しています。
計画を聞いたとき、「こんな寒い時にしなくても。」と、学年の先生に言うと、「寒い時だからこそ、本物の学習ができるのです。」との反論が返ってきました。
寒い中、冷たい水を使って洗濯をした記憶は、いつまでも子どもの心に残ることでしょう。
ベル広場は、1年生の学習でも使われています。
先日は、画用紙で作った風車を転がして、空気や風の学習をしていました。
かたちを整えて 風を追いかける
寒い中でも、ベル広場での子どもたちの学習は続いています。