校長室の窓から

もちもちの木 校内の樹②

     光村図書の国語3年下『あおぞら』に「もちもちの木」という物語があります。斎藤隆介さんの作品です。夜中にトイレに一人で行けない豆太の物語です。その,もちもちの木が学校にもありますので,紹介したいと思います。
 ちょうど,専用通路の改札口から幼稚園の敷地を通る左側に大きな手のような葉を茂らせています。トチノキです。秋には,実が時々落ちていて,子ども達は大きな栗と間違えて拾ってきて見せてくれる時もありました。

(略)豆太は、せっちんは表にあるし、表には大きなモチモチの木がつっ立っていて、空いっばいのかみの毛をバサバサとふるって、両手を「わあっ。」とあげるからって、夜中には、じさまについてってもらわないと、一人じゃしょうべんもできないのだ。(略)

           

                                                                                                                          葉が大きいので手のように見えますね

 

 ちょうど,植木屋さんが剪定をしてくれていましたので,物語に書かれている表現がよく分かる葉の大きさが写真に収めることができたので紹介しておきます。
 3年生の担任をしたときに,本文にある,

『木がおこって、両手で「お化けぇ。」って,上からおどかすんだ。』

という木の様子をみんなで幼稚園まで見に行った記憶があります。電車から見えますから,機会がありましたら『モチモチの木』をご覧下さい。