校長室の窓から

MOTTAINAI

 個人懇談と並行して,PTA会員厚生委員会と実行委員会の皆さんがリユース品の回収作業をして下さっています。在校生の保護者の皆さんだけでなく,昨年度卒業した71回生の卒業生のお家の方にも協力いただいています。

                           

 使えるものを生かすこの取り組みは,会員の福利厚生だけではなく,SDGsの「つくる責任 つかう責任」にも関係しているのではないでしょうか。また,4年生の社会科の教科書にも取り上げられている「3R」にも関係しています。「Reduce(リデュース)=ごみの発生を減らすこと」,「Reuse(リユース)=くり返し使うこと」,「Recycle(リサイクル)=資源として再生利用すること」の3つの「R」の略語です。

 いずれにしても「ものを大切に使う」という精神は,昔から日本人が大切にしてきた「心」だと思います。その心を全世界に広げたのが,環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア人女性,ワンガリ・マータイさんです。2005年の来日の際に感銘を受けたのが「もったいない」という日本語とその精神だったそうです。それが「MOTTAINAI」と表記され心とともに世界中に広まりました。
 PTAのリユースの取り組みも,平成19年度(2007)から始まり,15年目になります。