校長室の窓から

『書く』にこだわる

 マラソン大会の前のことですが,朝の時間に1年生のクラスに入って様子を見る機会がありました。連絡帳を書いています。毎日連絡帳を書いて明日の準備をすることは,昭和の時代に小学生だった私も経験があります。
 授業の予定や持ってくるもの,宿題などを書いて帰宅後にそれを見て準備するのです。各教室の右側の黒板は,連絡帳のためのスペースになっています。1年生は,ひらがなを習ったばかりで書くのに時間がかかることを考慮して,体育は,「た」国語は「こ」という風に略して書いています。連絡帳を後で見直したときに,意味が分かれば良いので,このようにしています。連絡帳が仕上がれば,担任に見てもらって,確認がすんだらハンコをもらって終わりです。
 タブレットで連絡黒板を写せばすむことなのですが,自分で丁寧に書いて,記録に残すことに意義があると考えています。学習を計画的に進める上で,予定表の役割も果たしているのです。ご覧のようなオリジナルの連絡帳で全校生が取り組んでいます。