心まにまに
2021/05/13
くるりんぱ!
子どもとお父さんが向き合った状態で両手をつなぐ。
子どもがお父さんの膝に足をかけて…
そのまま駆け上がって…
くるりんぱ!
お子さんと、この遊びをされたことがありますか。
もちろん、お母さんと一緒でもできます。
この遊びの名前は知りませんが、私は「くるりんぱ」と呼んでいます。
さて、1年生が体育の授業で「さかあがり」に挑戦していました。
じょうずに回っていますね。
1年生には、さかあがりができない子がたくさんいます。これから授業で練習をするでしょうから、焦る必要はありません。
ただ、練習を見て「体を後ろに倒せていない」子がいることが気になりました。
さかあがりに必要なことは、足を振り上げる勢いではなく、体を支える腕力でもなく、体を後ろに倒す「勇気」です。
でもね、怖いんですよね…。
鉄棒を握っているとはいえ、体を後ろに倒して逆さまになることは怖いんです、子どもには…。
ここで、先ほどの「くるりんぱ」の登場です!
はじめは足でよじ登る…という感じですが、慣れると素早く回ることができます。そして、体を後ろに倒すことに抵抗がなくなり、逆さまになることが「おもしろい!」と感じるようになります。
そのような体全体を使っての遊び経験が、さかあがりなどの鉄棒運動に繋がっていくのです。だから、遊びは大切なのです。
もう一つ言えば、
お父さんやお母さんのあたたかい手を握っての遊びは、お子さんに安心感を与えます。初めてのことに「挑戦しよう!」という勇気も湧きます。
これも大切だと思います。