心まにまに

繰り返して、身につける

2018年6月18日、午前7時58分に、

「大阪府北部地震」が発生しました。

 

そのとき、私は雲雀丘花屋敷駅のホームで

登校指導をしていました。

入線していた電車が発車し、

ホームの子どもたちが専用通路に流れてゆき、

次の電車を待つ静けさが戻ったときでした。

 

ホームにいた人たちは

大きな揺れに驚きはしたものの、各々

「たいしたことはない」といった認識でした。

しかし、一向に電車が到着しないため、

一緒に登校指導をしていた先生と学校へ戻り、

事の大きさに気づいたのです。

 

地震発生時、運動場にいた先生の話では、

子どもたちは揺れに驚いて、

校舎に駆け込もうとしたそうです。

きっと、先生や友だちがいるところに

集まろうとしたのでしょう。

 

大きな揺れを感じていながら

「たいしたことはない」との判断は、

甘さがあったと思います。

すぐに学校に確認をするべきでした。

また、地震発生後は安全確認をして、

建物の外へ避難することを

子どもたちは知っているはずです。

とはいえ、いざというときに

人はどんな行動をとるか分かりません。

だから、何度も繰り返して

訓練をすることが大切なのですね。

 

今日は、阪神淡路大震災から27年目。

毎年、この時期には

地震を想定した避難訓練を行います。

今日の訓練が少しでも

私たちの身になることを願います。